ジュリアナ東京の場所 [品性]
田町でしたが、昔の不便な、風通しの悪い駅の南側。東京電機大学のある方で、あの大学は気の毒だった。
22年前の思い出ですが、あの店の名で妙に浮かれないといけないようなルールがありました。
トラボルタが若く踊り狂っていて、ワルモノに配役しようとは誰も思わなかったころです。
この店で思い出す文学作品というと、サイバラの恨ミシュランです。
朝日新聞社ですけど、いま出版されているかどうかわからない。
いろいろな店が誹謗中傷だと反論しましたし、事実であっても名誉棄損は成立しないこともないでしょう。
普通有力週刊誌に店の記事が載ったら、コピーして喜んで店のあちこちにはりますけど、週刊朝日の恨ミシュランはそういうものではなかった。
それと、どれだけの店が今も残っているかで、出版価値はもうないかもしれません。
2012年に復活、という変な話を聞いた気がしましたが、今回はっきりつぶれました。ジュリアナは。
たしかこんな風だった。文章はそのままではないかもしれないですけど。
巨大な倉庫前にこてき隊のこぞうがおでむかえ。こいつが昆虫よりバカ。
ここにいる人間すべていなくなっても将来に何の影響もないはずだ。
優生保護法というのはこいつらのためにある法律だ
お立ち台の下から見上げたらたわしまるみえ
エイズは私たちで予防できる病気です
まだ30歳になっていないころのサイバラの全開です。
これは同時代にいた私たちの気持ちを思い切り代弁してくれています。
ジュリアナ東京のことをちょっとでも悪く言ったら何を言われたかわからないころでした。
つぶれたか、で感慨があります。
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