STAP細胞の真実について、心理で説明 [人間関係]

STAP細胞の真実、という話題で何か言おうとする人は、正しい正しくない、ごまかしかどうか、知っていたかどうか、という、学級委員長みたいな口調になりますね。

それが好みでないので、真実を心理現象として語ってみます。

あの理化学研究所でああいうことが起きたというのは心理だと思いますよ。

目立ちたいと思う娘がいるんですね。お姫様憧れみたいな。
現実にはサラリーマンの子なんだけど実際はお姫様なんだ、なんて考えるのを得意とします。
なぜここにいるのか、ということにいろいろな理屈を考えて語ります。
双子の妹がいて、まさかのために自分は日本人の普通の家庭に預けられているんだ、とか。
それが具体的で、いかにもな論理があったら、聞いた方はなるほどと思いますね。

信じるわけでないとしても。

ここで、空気が発生するのです。
こうだったらいいのにな、という気持ちが立ち込めるわけです。

この娘につきあおうとした大人は、つじつまのあう対応をしますね。
そして、何かが起きたら、その幻想のもとにその事態が発生したような反応をするのではないでしょうか。
台風が起きたら、「魔法使いのしわざかな」なんて言うわけです。

さてSTAP細胞なんですけど、特許をとろうとしたということがあるらしいです。
それは結局却下されたのですが、その理由はすでに特許をとっている別のものがあったからだそうです。

ここで、すでに特許がとれて存在しているものがあるのだから、STAPもあるのだろう、という思い込みが発生します。

ここに自分がお姫様だと思っている人がいるんです。
STAP細胞があったらいいな、夢だな、あるんだろうな、いやあるね、発見できるね、出てきたら革命だね。と個人の心の中で踊るのですね。

これがオーラになって伝染するんですね。
周辺にいる、必ずしも自分の握っていない話題だなと思う人ほどすぐ染まるように思いますね。

それはわかるけど、自分はわかっている、変なデマには染まらない、と思っている人のほうが染まるのですね。
それも、素人以上に思いっきり染まる。

自分はきっちり判断できると思うことは嘘でないのだけど、判断しようとしている価値観が理解できていると自分で信じているから、いつのまにか同じ空間にいるわけです。
同じ空気を吸っていると染まるんです。
娘のおとぎ話に付き合っている大人が架空の話にコミットしているのとすれすれの気持ちです。

特許の件は、たとえば魔法の呪文で交通事故を防ぐ方法を審査請求することはできるんですね。
このとき却下されるのは、独自性独立性に欠けているからです。
あるいは似たものがすでに提出されていて、パテントペンディングになっているか、です。
決して、魔法が存在しないから受けつけないわけでもなく、技術的に困難だからというわけでもありません。

STAP細胞も特許申請をしていなければ正気な人がまだ居たかもしれないのですが、申請をした上ライバルがあって却下された。
そのライバルは実際にモノになっていて世間の役に立っている。だったら、こちらも間違いないものに違いない。

そういう勘違いが、疑うということをオミットします。
もしかしたら、お姫様願望に付き合っているのかもしれない、と思った人もいたかもしれないけど、そんなことは言えなくなります。
誰かが確認しているんだろう、と思うわけです。
わざわざ忙しい自分がそれにかかわらなくても、なにしろ理化学研究所なんだから間違いはないはず。

これが、みんなでころがりおちてしまう仕組みなんではないでしょうか。

お姫様は「王子様はいます」と主張しているわけです。ほとんどヒステリー状態の幼女なんですけど。


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