SNEP NEET,ひきこもりの話題 [ニュースの話題]

SNEP(Solitary Non-Employed Persons)はneetでもひきこもりでもないのですね。
他の誰ともかかわらない生き方をしている人ですけど、その原因が自分ばかりではない。

ニートは、親元にいて食べていけるような若者が、就職もしないで自分の部屋で趣味的なことにふけって外と関係を持たないものです。
一度就職したとしても、残業が耐えられないとか指示がパワハラだとか理屈をつけてもう勤務しなくなる。
きれいごともいろいろ言えます。食べていけるから。まあよく言えば白樺派ですかね。

ひきこもりは、精神的なトラウマがあって人とかかわりたくないというパタンです。
いじめられ続けたとか、誰か友人の死だとかがきっかけになったりします。

SNEPは、これらの人たちも包括するかもしれませんけど、もともと社会性のあった人がそうなるという問題を含んでいます。

たとえば、親の介護をするため辞職して家でずっと世話をしていた。
職場がないのでそちらの付き合いもなくなり、親戚の法事なんかにも失礼して欠席を繰り返す。
そして親が亡くなる。
自分ひとりになったら、いままで誰一人とも会話していないことが気が付き、よもやま話を語り合うチャネルもなくなっているという事態です。

DVで離婚し、住所不明にして逃げた。
元夫が追いかけてくるので、なるべく隠れて隠れていると、就職もうまくいかなくなる。
本名でない応募をしようとしても、住民票の提出だとか、社会保険加入の手続きでどうしても本名なしには動けない。
発見されるたびに逃げると、特定の会社にずっといられなくなるし、会社に元夫から問い合わせ電話でもかかってきたら誰が何をこたえるかわからない。
改名したとしても、その名前まで知られて追跡されたら同じことの繰り返し。
で、無職でいて、買い物なんかでもなるべく外にでないようにする。近所づきあいをすると知られてしまうからやらない。
こういう事態もあります。

夫婦仲良くすごしてきたが、定年後ほかとの付き合いがまったくなくなり、つれあいが死んだら誰も会話相手がいなくなったということもあります。

賃貸住宅であれば、管理人だとか家主がコンタクトしてきますけど、自宅の場合は誰も訪ねてこない。
固定資産税の延滞督促なんていう郵便物が投函されるだけで時間は経過します。

外との交渉が全くなくなるようだと、ある瞬間に息を引き取っても誰もわからない危険があります。
異様な臭気で誰かがきづいてくれればまだいいのです。
誰も気づかないまま数年が経過し、白骨化した遺体を誰かが発見するということもあります。

高齢者で自分だけが長生きしてしまったらこういうことがあり得ます。


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